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風まんま日記


風間志織のふらりごろごろ
by kazama_shiori
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嘆いてばかりもいられんです

や、こんばんは。

今日はたいへんな一日だったの。

雨の中、国会の前で抗議をしているひとびとには、頭が下がる思いじゃ。

わしは、昼過ぎから、天下のNHKの国会中継をただみていたよ。

立場や思いはいろいろあれど、案保法案をこんな形で通してはいかんと団結した野党連合、今回はかなり頑張ってくれてるなあと、珍しくわしのようなヒネクレ者でも気持ちが動いた。彼らはルールを守りながらなんとかふんばろうとしてくれていた。

ただ、我らがあべちゃん率いる自公様は一枚も二枚も上手だった。だってルールを守るつもりが端からないわけで、ぼくちゃん王様ルールで相手なんていないかのごとく無視して突っ切る。

自民党も公明党もすっかりルール無用の悪党だの。

昨年末のあべちゃん突然解散テロ選挙から、この道筋は付けられていたわけで。

いやしかし、ここまでヒドいとは思ってなかったよ。

醜いものを見せつけられた。

辟易した。

日本国を経営しているのは、こんな奴らなんですぜ。

わしは恥ずかしいよ。

内容も態度もこんなにもグチャグチャな政治をしている国会中継を横目で見ていた息子に対して、

わしは非常に恥ずかしくすまない気分になった。

すまない、息子よ。

これが民主主義だというのなら、議会制民主主義って、すげー横暴な装置じゃないか。

最近、テレビなどで、「文句あるやつはデモじゃなくて選挙行け」とか、偉そうに言ってるやつらが増えてるけれど、それってただの御為ごかしじゃよ。

わしなんて、ここ20年くらいは必ず選挙に行くようにしてるけど、実は自民党に入れたことは一度たりともないのでござる。

民主が一度政権取ったときも、民主党には入れなんだ。

ヒネクレ者なもんでな。

大きな流れには乗っからない性質なんじゃ。(実は気持ちは応援してたけど)

そんなわけで、負け続けて20年でござる。

でも文句は言い続ける。

ルール無用の悪党には、絶対にどこまでも文句を言い続ける。

デモには、あんまり行かないけど、時々は行く。

わしは、決して声を上げることはやめんからの。


2011年3.11後、日本国中で原発の廃炉と再稼働反対を叫んだデモが盛り上がった。

あの時、国民のほとんどが原発反対だった。

それが、時が過ぎていくうちにだんだんと変わった。

人びとは忘れる。

変わる。


今回の国会の暴力で可決された安保法案、この国に民主主義があるのならば、廃案にすることは可能なのだ。だって憲法違反だからね。

与党の狂った暴走を止めるのは、相当の民意が必要。

こんなやり方を許さないという、より多くの人びとの強い意志。

それを決して忘れてはいけない。

まだ間に合う。

今、日本国民がためされている。

民主主義にためされている。


嘆いてばかりもいられんです_e0012426_00225367.jpg
                 新・日の丸弁当也…


# by kazama_shiori | 2015-09-17 23:55

チョコっとおセンチメンタルジャーニー

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や、や、や、お久しぶりでござる。

随分とご無沙汰していた。

気が付いたら春が過ぎ、夏も過ぎていた。

別になにをしていたわけでもなく、ただひたすらフニャラけていたんだ。

チョコっとセンチメンタルな気分に陥ったりしながら。

東の空が燃えてるぜ。

トリチウムの雲が空を覆っているのかなんて、

わかるはずもないが、なんだか湿った天気が続く。

目が痒くてしょうがない。

非合法な殺人が日常のようになってしまった。

殺人者は、完全に酔っぱらっている。

そしてボクらのアベちゃんは、合法的な大量殺人を推進する。

権力へのチェック機構のない名前だけの民主主義は、ただひたすら暴走する。

わかいひとたちから、大きな反発の声が上がっていることが唯一の希望。

でもまだまだ小さな種。

小さな種がいっぱい。

育てるひとびとが、まだまだ足りない。



この夏、狂ったように暑い日が続いていたとき、NHKは国会の生中継をサボり、ヒロシマ原爆の忌が過ぎ、長崎の原爆忌が過ぎ、川内原発が再稼働し(すぐ故障もし)、戦後70年が経っていた。

なんだか、瞬きのようだ。

その上明日から9月が始まるわけで、数えれば、大正の関東大震災から92年経つのだ。

一体わしはなにをしていたのか、なんだかよくわからない。

いや、ただ酔っぱらっていたんだ。

気が付くと、この肌寒さはすっかり秋じゃあないか。


そうだ、チョコリエッタ、の話をしよう。

なんだかずっと、気になりながら、ただ毎日フニャラけていたんだ。

いきなりだけども、遅ればせながら、チョコちゃんキャンペーン続き、のご報告である。


季節は春、今年4月の後半へ遡る。

新潟はシネ・ウィンドでの公開。

ものすごく前に、何度もお世話になった劇場である。

優しい顔をしながら、実は漢儀溢れる、熱い映画館なのである。

以前の訪問が、それがどのくらい前なのかすっかりわからなくなっていたが、劇場の方が覚えて(思い出して)いてくださって教えてくれた。

17年振りなんだそうだ。

17年。

ほうほう~、生まれたての赤子がセブンちぃーんになるくらいの年月じゃ。青春じゃのう~。。。

そこでは、その頃に出会ったひとびとが、ちゃんとそこにいてくれた。

昔と変わらぬ少し恥ずかしそうな笑みで迎えてくれた。

とても嬉しくありがたかった。

一晩中飲み歩いた青年は、恰幅の良い映画監督になっていた。

ナシモトタオ氏。

もうすぐ新作が完成するだろう。

17年前、タオ氏と飲み続けた晩、何故だか故・工藤栄一監督とご一緒していた。

工藤監督は、その頃新作の企画を進めていて、面白可笑しくそのお話しをしてくれた。

記憶が正しければテーマは ”ねぶる” ことについての、ちょっとエロチックな平安時代の物語。(かなりあやふやですが)

内容はなんだかよくわからなかったけれど、それをお話ししてくれる監督の表情がとても強く生き生きとしていたことをはっきりと覚えている。

そして(ミーハーなもんで)サインをいただこうと、監督に色紙を差し出した。

工藤監督は、私の顔を見ていたずらっぽく笑って

「君は、見た目はオンナだけど、実はオトコだから”クン”だな」

と言うと、さらさらとペンを動かした。

それが、そのときにいただいた色紙。



映画に命を.

それからずっと、家の居間に飾ってある。

毎日こころしながら、いや、それを尻目にフニャラけてばかりいる。。。




そして5月。

群馬県のシネマテークたかさきへ伺った。

こちらは、昔『せかいのおわり』を上映してくれたそうなんだが、私自身は初めての訪問である。

池袋から埼京線に乗って、高崎までゴトゴト各駅停車。

電車の窓から、春の夕暮れの関東平野を見ていた。

上野を過ぎて大宮を過ぎて高い建物が見えなくなると、平地にへばりつくような低い家並みと田畑がひたすらに続く。

輪郭のぼやけた、茫洋とした地平。

思わずじぶんの原風景みたいなものに再会してしまう。

高崎は、関東平野の北西端だ。

この地には、やはり20年くらい前に、高崎映画祭に行ったことがあるきりだ。

あの時は満開の桜の下、皆で深夜までひたすら酒を飲みかわした記憶がある。

そのときのゲストにロシアのソクーロフ監督がいて、彼が

「何か日本の歌を歌ってくれ」

と言うので、

寒い中、寄った勢いで歌詞もよくわからずに「さくら、さくら」を合唱?したのを覚えている。

旅の恥はかき捨て。

翌朝の旅館ではもう私を含めたくさんの人びとが二日酔いだったのに、ソクーロフ監督はしれっと浴衣を着流してにこやかに朝食を食べていたなあ。

そのとき大変お世話になった高崎映画祭の茂木さん、もう何年も前に亡くなったのだと聞いた。

またいつかといいながら、その日が来ないこともあるのだ。

その茂木さんが手がけたというシネマテークたかさきは、とても居心地のよい、初めてなのに昔から知っているような空間で、妙に落ち着く劇場だった。なにかが着実に育っているんだな。

渋川市からKEEくんが来てくれて、やっぱりグダグダなトークになってしまったのは、私が悪いんです。

なんだかこっぱずかしくてね。甘えちゃうんだよ、きっと。

その後はKEEくんとチョコっと飲み。

またいつかがあるのなら、次は映画館の方々ともご一緒に飲みたいもんだな、と。

やや、また酔っ払いの話になってしまった…



お次は宮城県仙台市。

今度は意識して、新幹線の窓の向こう関東平野を眺めながら北上する。

始めから輪郭のはっきりしないナツカシイ風景。

栃木の途中まで、とにかく茫洋と地平が続く。

この地に降り注いだ無数の放射性の塵をどうしても思わずにはいられない。

色とりどりの塵がキラキラと大地に降り注いでいく。

あの、米軍がヒロシマ原爆投下直後に撮影した35ミリカラーの、放射線のフィルムノイズみたいに。

あの、3.11後に、東電が初めてふくいち内部に無人カメラを潜入させたときの、デジタルノイズみたいに。

関東平野が終わり、少し行くともうすぐ福島だ。

辺りが風光明媚な山地に入りしばらくすると、ほんの少し、だが確実に線量計は上がるのだ。

もう4年が過ぎたというのに。

どうしてもあの3月の、黒い黒い海を思わずにはいられない。


さて、そんなふうで、ちょいとセンチメンタルになっているうちに、新幹線は仙台へ到着。

地図を見ながら桜井薬局セントラルホールへ向かう。

こちらも私自身は初めての映画館。

共同脚本の及川章太郎氏の生まれ故郷なもんで、仙台キャンペーンは彼にまかせることに。

この映画館は、名前は違うけど、彼が子どもの時からそこに建っていた歴史ある映画館なんだそうだ。

初日の舞台挨拶で久しぶりに会った章太郎氏、

「今日は俺に言わせろ!」

とマイクを取り上げ、滔々と15分ばかり、チョコリエッタへの熱い熱い思い?を語って聞かせてくれやした。

いや、困ったな。

いや、ほんとは困ってないけど。

う~ん、でもちょっとは困ったような?

一体どっちなんだ、わし??

とゆうわけで、及川くん、大活躍な夜なのでした。

おつかれさま。

どもありがとね。

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それから6月、

みちのくくじら旅。


さてさて、新宿から始まり名古屋へ里帰りしたクジラのしっぽちゃんは、桑名で自分の顔と再会し、その後また離ればなれになったりまた一緒になったりしながら、色々な映画館を『チョコリエッタ』と共に転々と巡って行きました。

宅配業者が引き受けてくれないので、クジラちゃんの移動はイトウPがひたすら車で走り続けて運ぶのでした。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ…

そんなクジラちゃんの旅も、そろそろ終わりに近づいていて、つまり東京を拠点に西から東と渡って来て、新潟→高崎→仙台と、そろそろここらが運転の限界であり最北であろうと、ひとまず6月の盛岡での上映を最後にくじらの旅を終わりにすることにしたのです。

クジラちゃん最後の旅は、仙台は桜井薬局セントラルホールから盛岡ピカデリーへ。

イトウPの体力もそろそろ限界に来ているので、仙台まで新幹線で行って、レンタカーで盛岡まで運ぶことに。

お金はかかっちゃうけど、もうわしら年寄りの域に入りつつあるのでね。

財布に厳しく、身体に優しく…


盛岡は、初日の日にちょいと用事があったのだが、映画館の意向もあり舞台挨拶ではなくてキャンペーンにしましょうと、前日入りすることに。

実はわし、クジラちゃんと一緒に移動するのは、これが初めて。わくわく気分。

仙台駅でなんとも異常にボロいタウンエースを借りて、上映終了2日前の桜井薬局へ。

クジラちゃん、チョコっと早いけれど、連れて行くよ。

すると、その日の受付のお姉さんが、なんと及川章太郎氏の大ファンであることが判明。

『東京ゴミ女(広木隆一監督)』と『せかいのおわり』のDVDを買って(!)持っていらっしゃるんだそうだ。

マコトアリガタキコトナリ。

すかさず、及川くんに電話する。

う~ん、新たなる出会いがここに??

ま、そんなわけで、その日の夜は先週に引き続き及川くんを誘って、イトウPも一緒に宮城の地酒をひたすら飲むのでござった。

翌朝、目指すは次の上映地、岩手は盛岡ピカデリーへ。


車はオンボロタウンエース

高速入ればガタガタぴゅーぴゅー

風が鳴る鳴る

お尻もイタイよ

嗚呼、みちのくくじら旅

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いやまったくこのレンタカー、もう廃車寸前なんじゃないかと思うようなヒドい代物で、高速に入っても全くスピードを出せない。100キロ近く出しちゃうと、車体が分解するんじゃないかというような、ガタピシ車体が悲鳴を上げる。

おかげで約束の時間に遅れてしまい、盛岡の方々には大変ご迷惑をお掛けしてしまうことに。

ただひたすらすまんでござる。

それから地方紙のインタビューを受けてのんびりまったり。

盛岡ピカデリーは、市の映画館通りにあるとっても老舗の映画館なんだそうだ。

昔はこの通りにたくさんの映画館がひしめいていたそうなのだが、今はほんの少しその面影を残すばかり。

通りの名前だけがかつての映画全盛期の繁栄を忍ばせているのだという。

この日は、3つくらい取材を受けた後、夜はピカデリーのN氏のお言葉に甘え、市内のお宅にお泊まりすることに。

ジンギスカン鍋、たいへん美味しゆうございました。

(岩手県は、実は隠れたラムの名産地なんだそうで、県産の生ラム肉が普通に肉屋で買えるんだって。羊だけどうまうまでした)

なんだかベロンベロンになって、明るくなるまで飲んでいた気がするよ。

Nさん、ほんとうになにからなにまでお世話になりました。

あ、じゃじゃ麺も、美味しゅうございました。

(あのゆで汁で薄めたタレに卵を溶いたときの味は、想像とは全く別物の、なんとも不思議な味わい深いものでした)

ただひたすら、お礼を申し上げるでござる。


さて翌日は、おいとまの挨拶もちゃんとできぬまま二日酔いのヘロヘロリン、朝もはよから花巻のK邸へ。

もうね、これはことばになんてできない。

ひたすら、

すごい、

豪邸。

(見た目は古い米蔵なんだけど)

K氏は、もうことばになんてできない映画愛好家であり、盛岡周辺の影の必殺映画仕事人、ロケコーディネーターであり宣伝プロデューサーであり、あと色々?、なんだそうだ。

盛岡での上映終了後はこちらの邸宅にて、こちらの都合が付くまでクジラちゃんを預かってもらうことになっていて、とにかくことばにできない凄いところだからと、チョコっと寄らせてもらったのでした。

花巻市は盛岡市内とはまた違う、非常にゆったりとした風が流れておりました。

それからわしとイトウPはヘロヘロまま帰路に着いたのだけど、クジラちゃんはその後こちらのお宅へ運ばれて、この夏ずっと花巻にいたはずです。超豪邸は、クジラちゃんにとっても、住み良かろうと思います。

Kさん、まだしばらくの間、クジラちゃんをよろしくお願いいたします。


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さてこのようにして(?)、この6月の初旬に、チョコリエッタ/クジラちゃんの旅は、なんとか幕を閉じました。

6月後半の那覇での上映は、千世子と正宗の衣装・ペアつなぎのみが、映画館にお邪魔していたはずです。

まだほんのチョコっとですが、9月から西の方と北の方で上映があります。

そういえば、ペアつなぎだけは、まだすこし旅を続けるここになるかもしれません。(詳しくはわからんですが)

愛媛と岡山、そして札幌で、”チョコリエッタ”に、ぜひ、会いに来てください。


9月5日から 愛媛 アイシネマ今治

       岡山 シネマ・クレール

10月     札幌 シアターキノ


チョコっとですが、よろしくでござリエッタ。



というわけで、このブログ、勝手にチョコちゃんキャンペーンもそろそろ終わりに近づいております。

今年の1月から始まったチョコリエッタツアー、東から西へ北へ南へと、真ん中は里帰り、東海地域で落ち着いて、再び東から北へ南へ、それから西から北へ。

こうして巡った日本中の小さな映画館が、それぞれの個性を発揮して、チョコリエッタのような小さな映画を掬って救ってくれているわけです。

わし自身はその全てを巡ることはできなかったけれど、一部の劇場へ”チョコリエッタ”と一緒に行くことができて、色々なひとびとと出会い、再会したりもして、とにかくすっかりお世話になりっぱなしで、もうひたすら申し訳ない。

いつもいつも旅の恥をかき捨ててばかりでのわたくしですが、

こうもかき捨ててばかりではいかんな、と。

そろそろちゃんとしなくてはな、と。

なんて思ったりもしている今日この頃の酔っ払いであります。

(この場合のちゃんとするの”ちゃんと”って、一体どういうことを示すのか、自分で言っておいてよくわからんのだけれど…もうすぐ49歳…)


それはともかく、全国のチョコちゃん上映に関わってくださった方々に、

そして映画館へ足を運んでくださった方々に、

ホラそこのあなたにアナタ、それからきみとキミ、

ことばになんかできない、

もうなんだかよくわからないくらいの感謝を込めて

         

                   どうも

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# by kazama_shiori | 2015-08-31 19:53

チョコっとケイズデイズ

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およ、気が付いたら、ブログの更新をすっかり忘れていた。

いや、実は自分がブログをやっていることさえ忘れていた。

先週6日間続いた新宿k's cinema通い、毎日修行のようなトーク。

わし司会だったりしたから。もうね、グダグダふにゃふにゃですよ。

あ、それが終わってほっとしたから、全てを忘れてしまったのかなぁ。

それにしても、物忘れがヒドすぎる。

大丈夫か、わし?

大丈夫な気がしないぞ、わし。


というわけで、毎日トークは、毎日ちょうど17時頃終了。

なぜだか自然と足が向かってしまう毎日居酒屋。

ゲストの皆さん、ありがとうございました。

一応覚え書き。




4月5日 

岡山天音くん。


彼と会うのは、ちょうど1年振りくらい。イマジカでの『チョコリエッタ』の完成試写以来。

そのときは未青年だったのだけど、今では二十歳になったというじゃないか。

そりゃもうぜひ飲まないと。

ってわけで、記念すべき第1回飲み。

日本酒、あんまり飲んだことないの?

じゃ、チョコっと注ぎましょう。

高知の酔鯨なんてどうだい?

お、チョコつといけるクチかね、君?

実は君に一番苦労したんだ。

何度も何度も同じシーンを繰り返した。

1000本ノックとはうまいこというね。

きみの最後の台詞、覚えてるかい。

「だって映画は永遠だから」

ここは全く原作通り、この映画で、一番大切にしないといけない台詞だから。

そのための1000本ノックだったんだ。

ありがとな。

そうだ、この日、彼のお父さんが見に来てくれたんだという。

久しぶりだったんだって。

わしもお会いしてみたかったなぁ。

あ、もう酔鯨、なくなっちゃったの?

じゃ、帰るか。

未だ気付かない感性を深く秘めている若者である。

期待してる。




4月6日 

村上虹郎くん。


彼とは、この日が初対面。

虹朗くんは、武蔵野館の初日に普通に見に来てくれたそうで(撮影当時のことをお父さんから聞いて興味を持ったんだって)、それを彼のインスタグラムに書いてくれたことがきっかけでトークすることに。

まさに『チョコリエッタ』が取り持つ縁。

初めの挨拶で両手を差し出す握手の手つきが、お父さんそっくりだった。

それを言ったら、

「ちょっと意識してたかも」

と、チョコっと照れくさそうに笑った。

気さくで、気楽。

天真爛漫とんがりボウズ。

とても風通しが良い生まれたてみたいな少年。

今後、どう育ってゆくかとても楽しみだ。

この日はNWCで出会った女子たちが来てくれて、せっかくだから皆で飲みましょ、居酒屋へ。

はい、日本酒頼みます。

今日もやっぱり高知の南ですかね。

虹朗クンはお茶飲んで、チュッパチャプス舐めながら、酔っ払いをケーベツするのであった。

その目つき。君はわしの息子か。

ええ、反省します。(ウソ)

そのうち虹朗くんのお友達、育乃介くんとモミキくんが合流。

図らずも大宴会?に。

みんな熱いね。

ワカモノよ、がんばりたまへ。

応援するぜよ。





4月7日 

須藤温子さん。


実は彼女はとっても面白いのです。

初対面(いわゆるオーディションな場)のときに、

「わたしって、ヘンテコなんです」

と、ヒジョーに真面目な顔で語るのです。

楚々として柔らかく、でも隙間がいっぱいある。

このとき、わしはとっても感動したのであった。

ハートを持ってかれた。

それで、霧子ちゃんになってもらったのだけれど、実は彼女のヘンテコ味がかなり濃く出ている霧子ちゃん出演部分をカットしていて(尺の関係上)、チョコっと残念なのでした。

森川は毎回違う動きをするわけで、それを苦でなく自然に受け止めていた須藤さん。

きちんと森川知世子を支えてくれた須藤霧子ちゃんなのでした。

ありがとう。

彼女の言った「ヘンテコ」が「チョコリエッタ」と通じている気がするのだなあ。

さてと、今日も無事終わったんで、須藤さんをお酒に誘ったのだけれど、チョコっと今日は…と、振られてしまったヨ。

ロケ最終日に、晩飯を食べてる知世子とヨガをしている霧子の居間のシーンを撮影したのだけれど、その流れでオールアップになったとき、ロケセットに残っていた彼女とほんの少しの間、冷蔵庫にあった日本酒を飲んだのですが、わし飢えてたんだね。彼女にほんの少しあげただけで、ほとんど飲んでしまったんだって。そんなつもりはなかったんだが、彼女が一口くらいしか飲まないうちに、わし全部飲んでしまったんだそうだ。それは悪いことしたナァと。。

須藤さん、アイス饅頭食べつつそんな話を思い出し、こんど飲みましょうね~と、帰って行ったのでした。

じゃ、残った人で行きまひょか~と、居酒屋へ。

その日は音楽の鈴木さんとサプライズゲストとなったチビ知世子=日向子ちゃんとママさんで。

高知の酒なかったもんで、獺祭だったかな?

クジラの次はカワウソなのです。





4月8日 

三宅伸治さん。 ビトさん。


うっひゃー、三宅のしんちゃんだよ。

あれだよ、

「情報に騙されるな~」

と、清志郎と共にステージを駆けて行った三宅伸治さんなんですぜ。

(あ、違った。あれはふたりに似たひとで、ゼリーとトッピだった)

とにかくもう20年近く前、横浜市大の講堂で、目の前を走り抜けて行ったタイマーズのライブが、忘れられんのです。ワシの胸にしっかりと刻印されておるのです。

その、トッピにそっくりな三宅さんがゲストなんですぜ。

清志郎をボスと呼ぶ男なんですぜ。

そして、そのうえ(あ、こっちがゲストにお呼びした理由だ)、「JUMP」の作詞作曲者でもあるんですぜ。

わしにどうしろってゆうのよ。

なにもできましぇん。

もうだめです。

ビトさん、ナイスフォロー。ありがとね。

じゃ、飲みにいきましょうかと居酒屋へ。

三宅さんとビトさんに加え、おなじみ宮田宗吉くんと気鋭のいまおかしんじさん(ビトさん友人)の監督二人。

チョコっと珍しい組み合わせ。

三日前に来た店と同じところへ。

あら、こないだ飲み干してしまった酔鯨、また入れてくれたんだって。

口開けだよ。こりゃいいね。

おや、みなさん、イケル口で。

ここからの方が、盛り上がりました。酔っ払いトーク。

わしは、なんだかひたすら興奮していた。

そうだ、三宅伸治さんに、手紙を書かなきゃ。





4月9日 

田中文人氏。


もう昨日をピークに、4日間続いていたわしのキンチョーの糸はぷっつりと切れたのでした。

ってわけで、本日のゲストは田中さんなんだけど、司会を買って出てくれて、ああ、ありがたや、ありがたや。

おまかせしきって、安心でした。

田中さんとは去年の東京国際でお会いして、2回目の上映のティーチ・インで司会をしてくれたのがご縁となり、今回ゲストでお呼びしたわけなんですが、実は『チョコリエッタ』を一押ししてくれた方だったのです。

彼がいなければ、『チョコリエッタ』は、東京国際に出ることはなかったのです。

もうね、ありがたやありがたやありがたや~、なのです。

この日はたまたま石坂健治氏も見に来てくれて、ゆるゆるのトークに呆れておりました。

なんか彼が良いこと言ってくれた気がするけど、忘れてしまった。

じゃ、飲み行く?と誘ったら、おふたりともこの後お仕事だそうで。ダブルで振られてしもうたヨ。

じゃ、残った人たちでと、NCWで知り合った男子が二人来てくれたので中華屋へ。

今日は紹興酒ね。

なんかいつまでも寒いから燗にしてね。

う、ま、い、アルよ。

その男子のひとりには、NCWで正宗役をやってもらったんだけど、すごく面白かったのです。

30代後半を迎えた正宗の叫び。

生きてました。

でも今日は、ぴ~すけの関係上、長い時間飲めんのです。

チョコっと飲み。

後ろ髪引かれながらも、次の飲み会を約束して、お別れなのヨ。




4月10日 

渋川清彦さん。 クノ真紀子さん。


最終日はお気楽にやりまひょ~と、KEEくんとクノさんをお呼びした。

それで、もうわし司会やるの疲れちゃったからと、KEEくんに振ったのだけど。

うへへ。

更にぐだぐだに。

もうついでに飲んじゃえと、明るいうちから日本酒で壇上乾杯。

サプライズゲストで天音くんと虹郎くんが再び来てくれて、チビ知世子/日向子ちゃんまでまた来てくれた。

もうね、みんな壇上へ上がって、とにかく飲んじゃえ。

あ、未成年が二人も。。。

じゃ、二十歳未満はアイス食べてね。

これぞ桑名のご当地グルメ、アイス饅頭。

うむ。

無事にとは言えないけれど、ま、とにかく終わった終わった。

「これだったら、あたしが進行役したほうがマシだったかも~」

と、クノさん。

むひひ。

ま、じゃ、飲みいこう!

と、ゲストの面々に、照明の大坂さん、いつもの宮田くん、そして育乃介くんとモミキくんも合流して大所帯で居酒屋へ。

大人数だからと、いわゆる大箱のチェーン店へ入ったら、なんと、日本酒が不味いニセモノのしか置いてないの。(ほら、ゲッケイカンとかショーチクバイとかそんなやつ)

わし、こんな濁った味の酒飲みたくないのじゃ。

後先短い人生、綺麗な酒だけ飲んでいきたいのじゃ。

ま、チョコっとくらいなら我慢するけど。

ってことで、お銚子1本だけ頼んでさっと飲み干し空にした後は、たまたま持参していた頂き物のお酒をコソコソと陰に隠れて注ぎながら飲んどりました。

居酒屋でコソコソ日本酒。

これもまたよし。(なのか?)

この後、虹郎くんと育乃介くんとモミキくんは3名は次の約束の場所へ向かい、残ったメンツは、クノさんのお店BARルートマイナス1へ。

バイトのお姉さんは、こないだ見た宇梶剛士さんのお芝居に出ていた役者さんじゃ。

天音くんは銀座デビューじゃの。ひゅーひゅー。

KEEくんも初来店だそうじゃ。イイヨイイヨ。

クノさんに、とっておきの泡波を出していただく。

ありがたーきしゃーわせナリ。

酔っ払い大坂さんも絶好調さ。

ま、いつものあれだ。

そうやって、夜は更けていくのだなぁ。




というわけで怒濤の酔っ払いの日々、新宿K's cinema でした。

寒い雨の日が続いた数日間でしたが、わざわざ映画館へ足を運んでくださった方々、どうもありがとうございました。

7日の須藤温子さんの日から10日までの4日間、お客さんにアイス饅頭というあずきバーをお配りしたのだけれど、これは桑名市にある和菓子屋さん寿恵広(すえひろ)さんからのプレゼントなのでした。

このアイス饅頭、東海地方では知る人ぞ知る逸品で、実はほんのチョコっとですが、映画にも出ているのです。

詳細はこちら→http://suehiro-hiros.com

そのご縁で送っていただいた産地直送アイスなのでした。

寿恵広さん、どうもありがとうございました。

とても美味しかったです。

この場を借りて御礼申し上げます。

そして、K'sシネマのみなさま、いろいろありがとうございました。

とてもとてもお世話になりました。

暖かくなって来たので、どうぞアイス食べてください。


というわけで、気が付いたら、名古屋と桑名でのご当地『チョコリエッタ』、本日までです。

今日でご当地上映終了。

お見逃しなく~


そして明日18日からは、新潟シネウィンドで始まります。

しかし、その日、わたしは舞台挨拶へは伺えないのです。

そのかわり?、本日鯨のしっぽと顔ちゃんが、新潟へと出発します。

桑名の倉庫でギコギコ刻まれ離ればなれになったクジラバスのしっぽさんと顔ちゃんが、新潟で再会するのですヨ。

東京→桑名→新潟トライアングル、長い道中、プロデューサーがひとり頑張って運ぶです。

無事到着することを祈ってくだされ。

みなさん、どうぞよろしくです。


そしてわしはというと、18日、またしても名古屋へと出向き、大島真寿美さんとご一緒して、シネマテーブルというのに参加します。

詳しくはコチラ→http://www.nekomachi-club.com/schedule/19527

う~ん、またしても飲んじゃうのかな…??

こちらもどうぞよろしくです。



ではまた。

なるべく忘れないようにする。

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# by kazama_shiori | 2015-04-17 05:13

桑名でチョコリエッタライダー

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4月4日。

名古屋に引き続き撮影ご当地である三重県桑名市にあるイオンシネマ桑名へ舞台挨拶へ行って参りやした。

先週土曜が初日だったのだけれど、香港での上映があったため、1週間遅れでの挨拶となりました。

イオンシネマなんて全国規模のシネコンで、『チョコリエッタ』を上映してしまうといふ、ある種無謀とも言える企画を実現してしまったイオンシネマ桑名総支配人N-Okaさんに感謝感謝です。

そして、たくさんの現場スチールパネル展にクジラのしっぽや衣装のつなぎ、正宗宅病院看板、それに加え、寺街商店街の仏壇屋さんの象!まで展示してしまう桑名フィルムコミッションのWatana-BAYさんのクレイジーな熱意に、もうひたすら感謝です。

(正宗バイクは、東京から運ぶ時間が付かなかったため、展示できず…)

クジラバスの作成など美術の大道具系は桑名の鋳物工場の倉庫をお借りして作ったのですが、地元のボランティアの方にもお手伝いをしていただきました。しかし私自身は撮影で毎日移動していたため、そこに行くのはいつも遅い時間、ボランティアの方々とお会いする機会はありませんでした。

が、今日、劇場にいらしてくれたその方とお会いして直接お礼を言うことが出来たので、ひとつけじめがついたと思い、とても良かったなぁ、と。

本日のお客さんは、ほとんどが地元の方だったようで、あそこのシーンで自分家が写ってたとか、良く知ってるところだとか、そんな話がチラホラ出ました。見に来てくださったみなさん、ありがとうございました。

あと1週間、桑名での上映は続きます。

(ちなみに、桑名特典は、森川さんと菅田くんのサイン入り撮影台本とポスターが抽選で当たりますです。)

Watana-BAYさんやN-Okaさんには、このイオンシネマで桑名ご当地映画を上映し続けるという秘かな野望があるんだそうだ。

ご当地最新作?は、北野武監督『龍三と七人の子分たち』

数シーン、桑名の駅近くの飲屋街で撮影しているんだそうだ。次は、世界の武が控えているですぜ。

みなさん、撮影の際は桑名へ是非。チョコっとクレイジーな方々が、お待ちしておりますヨ♡


いやしかし、桑名は良かところです。

蛤旨いし。(前日の夜、これが食べたい一心で前乗りしたのです)

いやもうほんと、すげー旨い。

蛤のしゃぶしゃぶ。

飲茶が吹っ飛ぶ旨さ。

香港飲茶のぷりぷり海老も旨かったけど、でも蛤の旨さは衝撃。

あの〆の雑炊の夢のようなふくよかな味わい。

もうね、しばらくはこの味を思い出に生きて行けるよ。

(新鮮粒ぞろいの蛤が10個以上入って3000円くらい。この味と量なら安いアルヨ!)

水がいいんだよ、きっと。

ハマチャンは水質にとても敏感なだって聞いたことあるよ。

あと、桜伊勢茶アイス。これも旨すぎてびっくらこいた。

時間がなくて、長島の桜は見られなかったけれど、桜伊勢茶アイス(”三重人”という店で季節限定って書いてあった)で、お花見をぱくっと味わったよ。

もちろん、地酒もね。うひ。

あ、急においしんぼ日記になってしもたヨ。。。

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そうそう、イオンシネマ桑名、同時上映で暗殺教室もドラえもんもやってるし、チョコリエッタの隣のスクリーンでは春恒例の仮面ライダー映画をやってた。うちのぴ~すけがずっとみたいみたい言っていて、行くと約束したもののなかなか行けなかったやつなんで、これはちょうどいい機会だと、舞台挨拶ついでに見て来たよ。

いつも苦労かけている息子孝行に、

『仮面ライダー3号』。

お、みっちーライダー登場~。

ちょこっと展開に無理があるけどご愛嬌。

いやでもね、後半、ライダー1号と2号がなんでだかわかんないけど復活して闘いだした時に、あの懐かしのテーマ曲が流れるんですヨ。

(前奏:ちゃかちゃかちゃんちゃかちゃかちゃんちゃかちゃかちゃんちゃかちゃかちゃ~ん…)せまる~ショッカー(ちゃらんっ)じごくのぐんだ~ん♪

わし、ここで、図らずも、ぐっと来てしまったヨ。

わたくし、ぴったり1号2号世代なんです。

もう小学校の頃、夢中で見てたの。

音楽って、パブロフの犬的に昔の感情を呼び起こすよね、やっぱり。

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アタシ、寺街の象ですぞ〜


ってことで、勝手にチョコちゃんキャンペーン

明日(ってか今日の午後)は、新宿K'sシネマで、三橋智役の岡山天音くんとなんか挨拶兼ねてトークらしきことを。

ええっ、わし司会なの~っ!? 

ええ、たぶん。

なんとかなるさ~。

ヨロシクネ。



# by kazama_shiori | 2015-04-05 03:48


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